メキシコペソの格付けが高くなっている理由とは?

効果的な外貨投資を行うためには、過去の為替チャートや流通されている国の経済状況など、さまざまデータを参考にする必要があります。債権の格付けも重要なデータのひとつです。
今回は、外貨の価値を左右させるソブリン格付けについて、メキシコペソの格付け評価について解説していきます。

外貨投資において将来性を見通す指標のひとつとなるソブリン格付けについて

国が発行した債権に対して、どれくらい信用できるかを示したものが、「ソブリン格付け」です。
ソブリン格付けは、アメリカのムーディーズやS&Pによって行われています。
S&Pでは、以下の5つの要素をもとに格付けがなされています。

  • 政治システムに対する評価
  • 経済評価
  • 対外評価
  • 財政評価
  • 金融評価

これらをもとに、そのソブリンが滞りなく債務を行える能力があるかどうかを分析し、AAA〜B-で評価されます。
ソブリン格付けは、5つの視点から分析されたとても重要なものです。
外貨投資において、参考となる大切なデータであるといえるでしょう。

メキシコペソのソブリン格付けについて


現在のメキシコペソのソブリン格付けを踏まえて、分析していきます。
メキシコは新興国のひとつです。
新興国とは、経済水準はまだまだ低いものの、今後の成長性に期待が持たれている国々のことをいいます。
S&Pにおける新興国に対する格付けは、以下のとおりです。

メキシコ 中国 ロシア インド 南アフリカ ブラジル トルコ
BBB+ A+ BBB− BBB− BB BB− B+

上記のとおり、中国に次いで高く評価されていることがわかります。かなり信用できることの証明だといえるでしょう。

また、メキシコに対する格付けは、2002年からBBB−と格付けされてから、BBB、BBB+と高い評価をキープしています。
他社のなかには、さらに高いAと格付けがされています。
リスクは見逃せないものの、債権者に対する返済不能に陥ってしまう恐れは低いです。

かつてはインフレ率が120%にまで上るほど不安定な状況でしたが、現在に至るまでにかなり持ち直しています。
ここ数年では大きな価格変動もなく安定しています。
こういったことが、格付けの結果に表れているといえるでしょう。
近年では、実績のある新大統領の就任やUSMCAの合意といった好景気の見通しも立てられています。

新興国のなかでも良好な格付けがメキシコペソの魅力の1つ

新興国の外貨に対する投資は、将来性に期待できるものの、相応のリスクがともないます。
しかしながら、なかでもメキシコは経済水準の高い他国と比較しても良好な格付けがなされています。
メキシコペソは、高い信用度に加えて高い金利が保たれているため、長期的な投資によるスワップポイントが期待できるでしょう。

JIJI
メキシコは新興国で不安要素は多々あるお国。
いくら格付けが良くても、飛び抜けて将来性が見込めるでもなく…
でも、スワップポイント投資する上では、この絶妙なバランスが丁度いいのだ。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事